2017年09月22日

フードジャー(スープジャー)での調理のコツ

 魔法瓶構造の水筒を広口にして、スープを入れられるようにしたのが「フードジャー」や「スープジャー」と呼ばれているものです。(以下:フードジャー)
 THERMOSから初代が出たときから、いろんなメーカーのものを試してきました。
 THERMOSの初代は、真空断熱の容器にスープを入れた樹脂製の内容器を入れる形なのでランチジャーに近いものでした。

 いまでは、直接食品を入れられる形になり、大容量のものも増えてきました。
 450〜750mlのサイズができたことで、調理器具としても利用できるようになりました。

 現在愛用しているのがこちら。
象印 ( ZOJIRUSHI ) ステンレスフードジャー 550ml
ボルドーとシナモンゴールド

※こちらは旧型で08月18日発売の新型SW-HCが出ています。カラーの変更のみで性能は変わらないので安くなっている旧型がおすすめ。

象印 (ZOJIRUSHI) ステンレスクック&フードジャー 750ml ダークココア SW-JA75-TD

※09月01日発売の新型です。

サーモス 真空断熱テーブルスープジャー 1L モカ KJC-1000 MC


 どれも、真空断熱の魔法瓶構造で温度をキープすることで、ことこと煮込んだのと同じ状態を作ります。
 お米と熱湯を入れて、お粥を作ったり煮込むスープなどはレシピも豊富です。

 おかず単品を作るのであれば、豚の角煮や塩豚・煮豚など塊のお肉を調理するのにも利用できます。
 肉は、加熱しすぎると固くなりますが、固くならずに作る方法もあります。


 フードジャーで調理をする上で重要なポイントがいくつかあります。
1.予熱をすること
2.グツグツと沸騰したお湯を使うこと
3.鍋などで調理したものを入れる場合は必ず沸騰させてから入れる

 Amazonのレビューでも、調理ができなかったなどの評価があります。これは、保温状態の電気ポットのお湯を使ったり、予熱をしないで使うと起こります。つまり、使い方が正しくないために起きています。

 保温調理は便利な半面、使い方を間違えると危険です。
 お湯の温度が低くて加熱が不十分になるだけではなく、細菌が繁殖しやすい温度になると腐敗しやすくなります。
 細菌は、50〜20℃で繁殖しやすくなります。フードジャーには注意書きで「何時間以上保温しない」とか「何時間以内に食べる」という記載があります。これを必ず守るようにして下さい。
 目安は、60℃以下になるまでの時間です。
 象印ステンレスフードジャーは6時間以内、サーモスのテーブルスープジャーは2時間以内になっています。


 保温容器を使った調理では、直接食品を入れて調理するレシピがほとんどです。しかし、パッククッキングの調理方法を組み合わせるとバリエーションが広がります。
 パッククッキングは、ポリ袋に入れて湯煎で調理します。これだと、汁気のないものでも加熱することができます。また、調味料が少しで済むので節約にもつながります。

 塩鮭や魚の切り身などは、ポリ袋に入れて熱湯を注いだ保温容器に入れて15分ほどでしっとり柔らかく調理ができます。
 鶏の胸肉はとてもパサつきやすい食材です。保温調理で、肉と調味料の2倍の量の熱湯に入れて30分ほど保温すると柔らかくて美味しく仕上がります。これは、蒸して作ったのと同じぐらいの仕上がりです。

 他にも、カットした野菜を炒めるのではなく調味料と一緒にポリ袋に入れて、熱湯を注いだ保温容器に入れます。
 20分程度で、野菜炒めのような感じになります。これだと、全く油を使わなくてもいいので、カロリーを気にしている方にもおすすめです。


 フードジャーを使った保温調理に向かないものもあります。
 日本酒を使ったり、匂いを抜く必要があるものは、密閉状態で加熱する保温調理には向きません。
 お弁当など2〜3時間加熱するものの場合、葉物野菜はくたくたになって美味しくありません。

 豚肉は寄生虫がつきやすく、細菌によって傷みやすいため保温調理する前にしっかりと加熱する必要があります。
 野生鳥獣(ジビエ:イノシシやシカ等)も家畜のように飼養管理されていないのでしっかりと火を通す必要があります。

 こうした食材は、保温調理前に電子レンジか蒸す・煮るなどの方法で加熱が必要です。

 パッククッキングでは、ポリ袋の口を縛るのが意外と面倒です。湯煎対応のクリップを使うと手間が省けます。
 私はこちらを使っています。

ミスフランシスのクリップ普通袋用3個入(冷凍湯煎対応)

 熱くなった袋の口を開けるのもやりやすくなります。


 フードジャーに食材を入れるのにあると便利なのが、ロートと小さめのお玉です。


ViV ワイドロート WIDE FUNNEL 59983

 このロートを使うと、蓋のパッキン部分が汚れずに食材を入れられます。
 ただ、どのぐらいまで入っているかが判りにくいので注意が必要です。

 鍋などで一度加熱したものを移すときは、お玉を使います。
 普通のサイズだとかなり入れにくいので、このぐらいのサイズがちょうどいい感じです。


マーナ おべんとスープお玉 イエロー K582Y


 多きいサイズの「サーモス テーブルスープジャー」とお湯を沸かすケトルがあればいろいろなことができます。
 レトルト食品は、湯煎時間+2〜3分で充分に温まります。
 180〜200g程度のカレーなどは2袋でも大丈夫でした。

 レトルト食品を使わないのであれば、密閉して持ち運びができる「象印 (ZOJIRUSHI) ステンレスクック&フードジャー 750ml」です。
 現在はこちらが一番使用頻度が高いですね。


 パッククッキングで、自家製ツナを作ることも可能です。

 マグロの柵に塩コショウしてしばらくおいて、オリーブオイルと一緒にポリ袋に入れます。
 湯煎して沸騰したら、保温容器に移して1時間ほど置いたら取り出します。
 ふきんやミトンでやけどしないようにして、ポリ袋の上からほぐせば出来上がりです。

 フライパンなどで作るよりも、オイルの量が少なくて済みます。また、火にかけているわけではないので側についていなくても大丈夫です。


 暑い時期なら、冷たさを維持するのにも使えます。
 直接氷を入れてもいいですし、冷たいスープ系ならポリ袋に入れた氷を入れると薄まる心配もありません。

 フードジャーなら、麺類のお弁当も可能です。
 そうめんなどは、茹でて水で締めてからくっつかないようにごま油をまぶしておきます。
 食べるときに、別に持っていったスープを注いでいただきます。
 ※少量であれば、保温調容器でそうめんやパスタを茹でることもできます。


 こうした保温容器(特にスープジャー・フードジャー・フードコンテナなど)のレビューを見ていると、余熱に使ったお湯を捨てるのがもったいないというのを見かけます。
 取扱説明書やレシピなどに「捨てて」と書いてありますが、捨てる必要はありません。
 少し温度が下がっているだけで、汚れているわけでもありません。

 私は、鍋やケトルに移して沸かしなおして料理に再利用しています。スープや味噌汁に使ってもいいです。
 お茶・コーヒーであれば沸かし直さなくても充分です。
 マグカップなどの器を温めるのにも使えます。

 私は、内臓脂肪対策で冷たいものを飲まずに夏でも、白湯を飲むようにしています。
 沸騰させたお湯だと、熱すぎて飲めません。しかし、予熱に使ったお湯を水筒に入れると熱いけど飲める温度になっています。

 光熱費や時間の節約になるので、ぜひ保温容器を使った調理を試してみてください。

 今朝は、保温調理で作ったおかゆと、ポン酢でヅケにした刺し身を美味しくいただきます。

IMG_20170710_205029.jpg
posted by Outliner 伊藤 崇 at 04:30| Comment(0) | 食と健康
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: