2016年11月05日

ポメラvs似非ポメラ(Android+Bluetoothキーボード)

※2011年10月30日前ブログの記事転載。(2011年10月30日時点の内容になります)

 ポメラで仕事のほとんどをしていましたが、ここ最近はあえてポメラ DM20を封印して、Android端末とBluetoothキーボードという「似非ポメラ」だけを使うことで比較をしてみました。

 Android端末で、快適に文字入力ができることとポメラとの比較の意味も含めて、Android端末のIMEはATOK(有料版)を使用しました。

・すぐに使えるのか
 これは、言うまでもなくポメラの方が優れています。一体型で電源を入れるだけで使えるのはやはり良いです。書き始められるまでの時間で比較してない方もいるようですが…
 Android端末では、端末はすぐに立ち上がっても、BluetoothをONにして、キーボードと繋いでという操作で時間がかかってしまいます。これを、ものを書くモードにはいるための儀式化した場合は違ってくると思います。
 アイデアなどは、この操作をしている間に逃げてしまったりするので、さっと書きたいときには難しいかもしれません。


・シチュエーション
 テーブルなどがあって、椅子に座って書く場合はあまり差がありません。電車で座っているときは、ポメラは使えますが、似非ポメラは使えません。端末とキーボードを一緒に支える工夫が必要です。当然、膝の上に置いて使うとか、鞄の上に置いて使うというのは難しくなります。
 逆に、キーボードを組み合わせずに、端末単体で使う分には、電車で座っているときや、座れない状態でも不自由ですが使うことができる点は、ポメラもAndroid端末も同じです。文字の入力スピードも、ポメラを片手打ちするのと、Android端末のみでの入力もさほど差がないと感じました。
 暗い環境では、バックライトのある似非ポメラに優位性がありますが、まぶしくて設定を変更しなくてはならないこともありました。
 バーのカウンターや、仕事の雰囲気が似合わない場所では、ポメラは似合いません。似非ポメラは無理ですが、Android端末のみなら許容されると思います。


・できること
 これは、どうしてもAndroid端末の方に軍配が上がってしまいます。文字入力だけではなく、Twitterや様々なネットワークを利用するケースでは便利です。


・書くということ
 単純に、文字を書くことということに特化して考えてみると、集中して書けるのはポメラの方です。書く内容に集中できる点でも、ポメラの方がいいと感じました。
 反射型液晶なので目が疲れないのも、長時間文章を書いたり、長文を書く人には向いています。
 ただ、ネットを調べながら書くというスタイルは、Androidの方がいいように思いますが、参照した資料の文体に影響を受けてしまうので、後から読み返すと途中で文体がぶれることがありました。


・辞書
 同じATOKで比較しましたが、辞書の数はAndroid版の方が優秀です。マッシュルームなど便利な機能が使えるのはメリットがあります。
 ポメラのDM20でも、辞書登録をしたり、適切な辞書を選択することで近いところまでは行きますが限界があります。


・バッテリー
 似非ポメラの欠点としては、Bluetoothを使用するためにバッテリーの消耗が激しくなることです。フライトモードにしてBluetoothをONにすることで多少は押さえられますがポメラにはかないません。また、バッテリー切れを起こしても、単四電池を交換すれば良いだけのポメラと充電が必要なのとでは、大きな違いがあります。
 電源もAndroid端末のみならず、Bluetoothキーボードの電池切れもありますので、管理のしやすさという点ではポメラです。
 Android端末は、通話やメールなど文章を書く以外の用途でも使用するのでバッテリーの問題はつきまといます。


・可搬性
 ポメラは、本体だけか、加えてmicroSDのカードリーダーかUSBケーブルで済みます。電池切れでも、コンピ二やキオスクなどで簡単に入手できる単四電地のメリットは大きいです。
 似非ポメラは、Android端末本体とBluetoothキーボード。長時間使う場合には、外部バッテリーと充電用のケーブルやACなどの電源が必要になってきます。


・疲労度
 ポメラの方が目に負担がない分、目の疲れなくていいのですが、ノートパソコンと同様に、キーボードと画面が一体であるが故の肩こりなどは回避できません。
 この点で、似非ポメラだと、Android端末の位置を高くしたり、キーボードと位置をずらして使用することで楽な姿勢をとることができます。目の疲れよりも、肩凝りに悩まされている方はこの方がいいと思います。


・制限
 ポメラは、DM20で1ファイル全角28,000字の制限があります。また、コピー可能な文字数が4,000字までです。
 似非ポメラは、使用するエディタによってはメモリの許す限り使えるので、原稿用紙4〜500枚のものを1ファイルで管理できるメリットがあります。
 Bluetoothで接続していると、しばらく考えてから入力を開始した場合など、キーの取りこぼしやチャタリングのように同じキーが複数回押されたようになることがあります。これは思考の妨げになってしまいます。


・リスク
 ポメラの方が安定していますが、やはりトラブルはあります。Android端末も途中でほかの機能に移ったりした場合に、保存し忘れて原稿の一部を失ってしまうことなどがあります。入れているアプリによっては、強制終了やいきなり再起動がかかる場合などもあり得ますので、安全性の面ではポメラの方に優位性があります。



 個人的には、ポメラの方が集中して書けるのとバッテリーに神経を使わなくていい、安定性という部分でメリットを感じます。
 この記事の文章量で短い方だという人には、ポメラをおすすめしますが、その方の書くスタイルによっても異なるので、一概に比較はできないでしょう。
 そもそも比較するべきものではないかもしれません。
 議論するよりも、自分のスタイルにあったものを選ぶ参考になれば幸いです。

※プロント秋葉原北口店で似非ポメラにて執筆

※2011年10月30日前ブログの記事転載。(2011年10月30日時点の内容になります)
posted by Outliner 伊藤 崇 at 21:48| Comment(0) | ポメラ・電子ノート
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: