2015年01月29日

単一のサービスに依存しないこと



 ユーチューバーとか、KDP作家など、それだけで生活している人もいます。
 それが、応用や転用が可能なものであればいいのですが、どんなに一世を風靡したサービスでも終わるときがきます。

 私のようなフリーランスだけではなく、企業でも単一の企業との取引が大半を占めるのはリスクが高くなります。
 たとえば、8割の収益を一社から得ていた場合、その会社との関係が解消した場合は、連鎖倒産になるだけです。


 私の著書や、弊社で制作している電子書籍は、多くのストアで販売できるかたちで制作しています。また、そのための仕組みも、協力会社を通じて実現しています。

 AmazonのKDPで70%の印税をもらうのはいいでしょう。KDPやAmazon自体が、未来永劫続くとは限りません。

 自著の「電子出版ナビゲーター」でも、サスティナブルな出版をしましょうということを書いています。
 サスティナブルとは、持続可能なという意味です。

 一瞬、流行しても、あっと言う間に古くなってしまっては意味がないと思います。持続的に、継続的に利益がでる形のものが必要だと考えています。


 また、ユーザーのことを考えると、KDPだけというのも問題があります。
 自分が持っている端末が、Sony Readerとか、楽天Koboとかの場合、やはりその端末で読みたいというのは、自然な感情です。
 興味はあるけど、買うのか買わないのか、ちょっと迷うような本は、ちょっとした手間で買ってもらえません。その本が特定のストアでしか、売っていないとしたら、無料のアプリを入れてスマートフォンで読まなければいけない。そこまでして、買うでしょうか。
 どんな端末でもかまいませんが、いま持っている端末やアプリで直ぐに読めるとしたら、購入する確率は高くなります。

 そのために、多少の手間はかかりますが、多くの電子書籍ストアで販売するという戦略を行っています。

 もちろん、電子書籍の制作を事業としてやっているので、弊社で作ったものはどこにでも出せますという、PR的な目的もあります。

 それ以上に、自分の気に入った端末で読めることが大きいと思います。これによって、特定のサービスが終了したとしても、多少影響はあるでしょうが大きなダメージを受けないで済みます。

 KDPでしか、本を出していない。
 ユーチューブだけで、収入を得ている。

 では、そのサービスが終わったらどうしますか?


 KDPのように、同業他社のストアに出さないことで、印税率を変えているなどの囲い混み戦略もあります。
 しかし、いくら利益を得られるかよりも、買ってくれる人たちが、できるだけ使いやすい状況を作ってあげることが重要だと思います。
 結果として、それがリスク分散につながります。

 多少の手間をかけたとしても、リスクは分散しておくべきではないでしょうか。

 では、また次のテキストでお会いしましょう。
posted by Outliner 伊藤 崇 at 07:00| Comment(0) | ライフ
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