2014年12月27日

断食27日目 不食・微食・超小食を目指します


 断食をはじめて、27日目です。
 これまで、2〜3日から1週間程度の断食はよくやってきました。胃腸の調子も良くなるし、体調も良くなります。
 今回は、12月01日から31日間の予定で断食を進めています。
 口にしているのは、青汁と豆乳を1日1杯で、あとは水やお茶などの飲み物だけです。
 3日目ぐらいが一番つらくなりますが、それをすぎると平気になります。

 断食中のメリットは、頭がさえてくることです。とても集中できます。
 以前から、プログラミングや執筆に集中して、気がついたら1日何も食べていないということがありました。しかし、ぜんぜんお腹は空いていません。

 食後に眠くなるのは食べ過ぎという記事にも書きましたが、血糖値が上がりすぎたり、下がりすぎたりすると眠くなります。

 食事をとらないと、血糖値が下がります。その状態が続くと、代わりにケトン体がエネルギーとして使われます。
 脳は、エネルギー源としてブドウ糖しか使えないといわれますが、これは誤りです。最近の研究で、ケトン体も使えることが分かっています。
 人間は、利用しやすい糖から優先的に使うようになっています。利用しにくい、タンパク質と脂は貯蔵にまわされて体脂肪になります。
 糖(糖分・でんぷんなど炭水化物)を制限すると、肝臓は脂質とタンパク質からケトン体を作ります。このケトン体は、空腹時や睡眠中のエネルギー源として、誰もが利用しているものです。
 ケトン体をエネルギーの中心にする食事法は、難治性小児てんかんという病気の治療にも使われています。(2010年版COCHRANE LIBRARLY および 2011年版NICE:英国立医療技術評価機構)
 動物実験では、血液中のケトン体にガン細胞の抑制作用があることも確認されています。ケトン体が怖いという話もありますが、治療に使われたり過剰に増えても安全であることが判っています。
 ケトン体は、3ヶ月ほどで心筋や骨格筋・体細胞の利用効率が上がります。

 もともと、動物はいつも食事にあり付けるわけではありませんでした。そういう環境で何万年も進化してきました。そのため、飢餓状態を基本として、生命を維持できるようにできています。
 江戸時代も1日2食でしたし、3食になったのはつい数百年前のことです。

 3食も食べないと健康が維持できないというのは思いこみです。
 実際に、栄養学の実験でマウスに与える食事を100%のグループと60%のグループに分けた場合、60%のグループが平均して1.6倍長生きしたという実験データもあります。

 食べることは、必ずしも健康に良くないことになります。

 しかし、「朝ご飯の習慣がある人は、高偏差値の第一志望大学に現役合格」や、「年収1,000万以上の富裕層ビジネスマンの8割が朝ご飯習慣を身につけている」という調査レポートもあります。
東北大学加齢医学研究所実態調査結果
調査レポートのPDF

 また、朝ご飯の習慣を身につけていない、小・中学生の学力が低いことは文部科学省が行った調査で明らかになっています。

 まだ、この辺りは、栄養学でも明確になっていない部分です。


 長期間、ものすごく少ない量の食事しか取らずに健康でいる人たちもいます。
 食べない飲まないで6年間生きている弁護士の秋山佳胤さんや、18年間1日に青汁1杯で過ごしている鍼灸師の森美智代さん、不食という言葉を生み出した思想家の山田鷹夫さんなどです。実際に海外でも、食事をとらずに何年も生きている人たちがいます。
 私の知人でも、朝にお茶碗1杯のご飯と味噌汁に少しのおかずだけしか食べない方がいます。夜は、柑橘系の果汁で割ったお酒を数杯楽しむだけ。それでも、70近い年齢ながらものすごく元気ですし、趣味で和太鼓を習ったりと生き生き過ごしています。

 こうしたものを、オカルトだのと決めつけるのは簡単ですが、科学や栄養学も万能ではありません。
 脳科学の右脳型・左脳型も1800年代から信じられてきましたが、科学の進歩で複雑に左右の脳がリンクしていることが分かっています。なので、想像力が高い人は、情報処理能力に劣るという右脳型・左脳型の考え方は当てはまりません。両方に優れるということもあります。
 普段、脳の数十%しか使っていないというのも、間違いであることが分かっています。

 他にも、過去にオカルトと言われていたものが、科学が進歩して解明されたものはたくさんあります。
 また、科学的に解明されたものをなかなか受け入れられなかったりします。これは、自分の思いこみである「常識が邪魔をしているだけ」です。常識ですら、共同幻想ですから。


 さて、実際に長期間食べないでいると、腸内の環境も変わるようです。超小食や微食を続けている人の腸内細菌は、自然の中で狩猟で生きている部族と同じバランスになっているそうです。より少ない栄養を効率よく利用できるように変化します。

 子供から大人に成長するには、食事は必要だと思いますが、大人になったら食事の量を減らしていく方がいいのではないかと考えています。

 実際に断食をしているときの方が、元気ですし睡眠時間も少なくて済みます。頭も冴えています。
 ここ数年は、ご飯だけでも胃もたれします。朝食べ過ぎたりすると、1日不快感があります。

 消化には、かなりエネルギーを使います。食事を減らすことで、このエネルギーを他のことに使えます。
 食べるのを我慢するというよりも、食べない方が快適だから、そちらを選択するという感じでしょうか。


 私は、農業系の学校で食品科学を学びました。しかし、栄養学にも矛盾や分かっていないことがたくさんあります。
 例えば、ある病気のリスクを低下させる食事習慣は、脳のために良くないこともあります。こういう食事をとると、病気にならない、脳にいいなど特定された情報はあります。ただ、能力を発揮できて、あらゆる病気にならないライフスタイルを望んだときにどうしたらいいのかということは分かっていません。

 最近は、安心して食べられるものがどんどん少なくなっています。インスタント食品やサラダに虫が入っていたり、海外では制限されている添加物が日本では規制がなかったり、表示義務がないなどもあります。

 安心して食べられるものがないのであれば、食事そのものを少なくするというという考えもあると思います。

 食事は、空腹になったから食べるということは少なくて、時間だから食べるということがほとんどではないでしょうか。また、残したらもったいないと教えられたために、無理に食べる。食べないと力が出せない、食べないと健康になれないなどの思いこみや洗脳があると思います。

 もうひとつ、断食をしてみて思ったのが、食事は暇をつぶすのにもってこいの行為だということです。
 何となく暇だから、お菓子をつまむなどは誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。
 断食をすると、食事の時間がそのまま自由に使える時間になります。料理する時間も含めたら、結構な時間です。やることがないと、かなり持て余してしまいます。

 幸いにも、私はやりたいことがありすぎて一生はなんて短いんだと感じているタイプなので、問題ありません。
 何か面白いこと無いかなとか、時間を忘れるような趣味がない人、熱中できる仕事がない人などは、断食や食事を減らすのは難しいと思います。

 不食や超小食・微食は、すぐにできるわけではありません。ケトン食なども、3ヶ月続けてやっと利用効率が上がります。年数を掛けて、食事を減らしていくのがベストのようです。
 食習慣を変えるので、断食のように後何日だから頑張ろうということはありません。
 1日2食にして、慣れたら1日1食にしてと、徐々に進めます。
 
 実際やってみてどうなるかは分かりませんが、減らしていく方向でいこうと思っています。

 興味を持たれた方のために、参考図書を末尾に付けておきます。

 では、また次のテキストでお会いしましょう。


参考図書
 『無人島、不食130日』
 『やってみました! 1日1食』
 『「食べること、やめました」―1日青汁1杯だけで元気に13年』
 『3日食べなきゃ、7割治る!』
 『「食べない」生き方』
 『ほとんど食べずに生きる人―引き算の生き方革命』
 『食べない人たち (「不食」が人を健康にする)』
 『不食実践ノート―食べずに暮らす人たちの記録』
 『人は食べなくても生きられる』
posted by Outliner 伊藤 崇 at 07:00| Comment(0) | ライフ
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