2014年11月27日

記事を鵜呑みにしないでね


 ネットで情報が速くなり、良しにつけ悪しきにつけ情報があふれています。ネットだけではなくても、あらゆるメディアが言っている内容はそのまま受け止めていいのでしょうか。
 立場が違えば、当然意見は変わると思います。また、その人のバックボーンによってもそうです。また、その人の感覚や価値観によっても変わります。
 これは当然といえばすごく当然のことですが、そのことを踏まえて記事を見ているでしょうか。ものを書くプロであれば、客観性や中立性を意識することは当然です。しかし、意識しないよりはましですが、限界はあります。
 組織に属していれば、スポンサーやグループ・クライアントなど様々なしがらみと制約があります。フリーの立場であっても、やはり制約はついてまわります。

 ブロガーや一般の人はどうでしょうか。制約はないにしても、客観的かというとそうではないことが多いと思います。その分とんがった意見があるので、読み物としては非常に面白い。

 私は、編集者でもあったしライターでもあったので、中立性には気をつけているつもりです。また、自由にものが言えるようにすることも必要です。

 書く人がどれだけ調べたりしているのか。知識がどれだけあるのかによっても違います。10のことを知っていて書くのと、3しか知らないで書くのでは、内容の質が全く違ってきます。1の記事を書くのに10とは言いませんが6〜7ぐらいは知った上で書かないと良いものにはなりません。
 モノを書くということは、0から1を生みだすことのように思うかもしれません。しかし、100のことから、1を生みだすことです。書くためには、少なくとも10倍の情報を持っていないといいものにはなりません。
 知識や経験があれば気付けることも、充分ではないが為に気がつかないということもあります。知っていることによるアンテナが働くかどうかです。

 経験の差もあると思います。たとえば、いろんなメーカーのレンズやボディを日常的に使用している人の評価と、単一メーカーしか使っていない人の評価はどうでしょうか。単一のメーカーしか使っていない人だと、どうしてもそのメーカーのモデルが判断をする上での「ものさし」になります。複数のメーカーを使っていれば、それだけ同じジャンルにおける知識や経験が豊富です。当然そのものさしも信頼の置ける充分なものになるのではないでしょうか。

 バックボーンという話をしましたが、こちらも重要です。エンドユーザーなのか、業界の関係者なのか。元プロのフォトグラファーでしたので、写真で例を示しますが、デザイナーなのかレタッチャーなのか、アートディレクターなのか、カメラマンなのか。どのジャンルの人なのか。それぞれで立ち位置が異なるので評価自体も変わってきます。また、どうしてもその人の感性というフィルターを通したものになります。
 モノの評価に関しては、メーカーから借りて短期間のテストなのか、自分で所有しての評価なのかでも変わってきます。

 書く側がどういう意図で書いているのか、なにを伝えたいのか。書き手はどういう人なのか。そういうことを頭に置いて読む必要があると思います。
 書き手としては、世の中の状況・自分の立ち位置・影響力なども考慮して書く必要があると思っています。一部の記事では、こういう立場からの評価であるということを明示しているものもあります。もう少し、こうした配慮があってもいいと思います。
 また、一度は書き手のプロフィールを見て、人となりを念頭に置いてはいかがでしょうか。

 有名な人が書いていることだからとか、プロのいうことだからと安易に信じてしまうのは怖いと思っています。むろん私自身も書く内容については充分に配慮していきたいと思っています。

 それ以前に、新製品のレビューなどどこにでもある、リリースのまる写しに近いものばかりで本当に自分が知りたいことは何も分からない状況も何とかしてほしいと思います。
posted by Outliner 伊藤 崇 at 01:00| Comment(0) | ライフ
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