2014年11月26日

ブログの読み上げ音声について


 左側のバーにも記載してありますが、このブログには読み上げの音声をつけています。これは、視覚障害やディスレクシアという読書・読字障害がある人でも読めるようにするためです。

 障害のある人だけではなく、年齢的なものでもモニターが見にくくなります。長い時間ディスプレイを見続けることは、さまざまな病気のリスクを高めてしまいます。目が疲れるので長い時間使いたくないということもあります。

 そこで、TTSという音声合成で読み上げる技術を使って、読み上げた音声を聞いて読むという方法があります。これを使うと、テキストさえ用意すれば、音声として聴くことができます。誰かに朗読してもらったり、録音するための環境を整えたりする必要はありません。

 ICレコーダーなどで、録音したことがある人なら解るかもしれませんが、外を救急車が通った音や、カラスの鳴き声など、不必要な音が入ってしまうものです。スタジオなど、防音や音響的に優れた場所で録音をすればいいのですが、手間も費用も掛かります。
 朗読も、意外と時間が掛かります。
 また、声を出すというのは、意外に体力を使うものです。短い文章なら手軽な感じもしますが、長い文章を朗読するのは体力が必要です。

 TTSを使うと、環境や時間・コスト・体力も気にせずに読み上げ音声を作成できます。

 TTSのソフトではフリーのものや、業務用のもの、機器に組み込みのものなどいろんなものがあります。

 ソフトウエアのものは、うまく読み上げられない単語を登録する機能があります。組み込みのものでは、こうした機能が用意されていません。
 このブログの読み上げにはオリンパスのICレコーダー DS-902についている「テキストスピーチ」機能を利用しています。DS-902には、単語登録の機能は用意されていません。ICレコーダーのバッテリーや処理能力では、そこまでの機能は難しいのでしょう。そのままでは、間違った読み方をされてしまいます。なれている人は、おそらくこれを読み間違えたと解ります。しかし、音声だけを聴いている人には理解できない可能性があります。

 そこで、テキストスピーチ機能が正しく読めるように、テキストファイル側を調整することを思いつきました。
 間違った読み方をする単語を検索置換で置き換えてしまえば、機器側に機能が無くてもかまいません。

 そこで、検索置換のツールを作りました。
 置き換える単語が増えたときに、いちいち修正するのは面倒なので、検索置換のリストを読み込むようにしました。

 読み上げてもらうと、電車で両手が使えないときでも聴いて読むことができます。目で見たときよりも、内容に集中できるので、論理や意図が分かりやすくなります。

 ツールで変換したテキストを読み上げさせますが、DS-902のテキストスピーチは、ちょっと間が空く部分があります。文章を画面に表示しながら読み上げるためか、画面に表示できる分量で区切られます。この画面が切り替わるところに無音の部分ができてしまいます。

 これを解消するため、音声の編集ソフト「Audacity」を使います。このソフトのエフェクトに「無音を短縮」する機能があります。
 これで、無音部分をつめています。

 できあがったものを、タグをつけてMP3で書き出して、アップしています。

 さくらのブログには、Podcastの機能があるので対応しているシリコンオーディオやスマートフォンで聴くことができます。
 MP3をアップしてリンクするだけなので、簡単にできます。ブラウザで見ると、プレーヤーが表示されていますが、これはブログが自動でやってくれます。

 単に記事をアップするだけよりは、手間が掛かります。しかし、アクセシビリティをアップすることにも繋がります。

 読み上げは、文章のチェックにもなります。人間の目では見落としがちな、間違いにも気がつきます。音だけ聞くとわかりにくい部分や、飛躍がある部分なども明確になります。
 内容をよりよくすることができます。


※作成した、検索置換のツールを公開しました。
 インストール不要で使えますので、試してみてください。
 (読み上げ用にテキストを変換するだけで、読み上げる機能はありません)
 TTS用テキスト保存 1.1
posted by Outliner 伊藤 崇 at 07:00| Comment(0) | ICレコーダー・音声
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