2014年11月05日

ICレコーダーを新調



 仕事の必需品である、ICレコーダーを新しくしました。
 オリンパスの「DS-902」です。

 再生の機能に新しく、「文字起こし再生」が付きました。仕事でセミナーの講演録を作成しているので、この機能は歓迎です。文字起こし再生を設定すると、進める機能のスキップは10秒、戻る機能の逆スキップは3秒に設定されます。
 個人的にありがたいのは、停止ボタンを押すと自動的に3秒戻るオートバックスペースです。逆スキップの機能は、これまでの機種でも付いていましたが、再生を停止している場合は、ファイルの先頭に飛んでしまうため、再生状態にしてから逆スキップの操作をする必要がありました。これだと、うっかり再生を押す前に逆スキップしようとして先頭に戻ってしまいます。こうしたミスはストレスになるのと、先ほど再生していた位置まで戻るのに時間をとられます。

 ICレコーダーに欲しかった機能として、再生していた場所を記憶するしおり機能です。ラジオサーバーには以前から付いていましたが、なぜかICレコーダーにはありませんでした。
 これまでの機種では、他のファイルを再生するとファイルの先頭に戻ってしまいます。これでは、2〜3時間のセミナーなど、長時間の録音を起こしたり聞いたりするのに向いていません。場所を記録するために、インデックスマークを付けてもいいのですが、これは、そのレコーダーで録音したデータのみです。他のレコーダーなどで録音したものはできません。
 また、録音中に大切だと思った部分に、インデックスマークを付けていると、再生のためのものか重要な部分なのかが分からなくなります。

 しおり機能では、再生を停止した位置をファイルごとに覚えていてくれます。音楽ファイルでも、再生していた位置を覚えてくれます。
 この機能が付いたおかげで、文字起こしの際に再生していた位置の時間をテキストファイルにメモする必要もなくなりました。

 レコーダーの機能ではありませんが。DS-902には、テキストスピーチというTTS機能があります。TTSは、テキストを音声合成で読み上げてくれる機能です。過去に、DM-4という機種にに付いていましたが、こちらはユニコードにしか対応していません。DS-902では、ANSI・UTF-8・UTF-16に対応しています。ANSIは、Shift-JISとは、厳密には違いますが、ほとんどのコードが同じです。
 ポメラで作成したテキストファイルを入れてみたところ、問題なく読み上げてくれます。これで、パソコンを介することなく、作成したテキストの校正が可能です。読み上げている部分は画面に表示されるので、目で確認することもできます。
 以前は、「棒読みちゃん」などのソフトを使って読み上げ音声を作成して、パソコンかICレコーダーで聞いてチェックしていました。棒読みちゃんは、音声に変換できるテキスト量に制限があるため、長いものは分割する必要がありました。
 テキストスピーチでは、長いものでもそのまま読み上げることができます。また、読み上げるスピードも10%単位で調整ができます。
 読み上げている位置を記憶するので、長いテキストの途中で中断しても続きから聞くことができます。テキストスピーチモードでは、最大10MBのファイルまで再生できます。
 欠点としては、画面に表示される単位で音声を生成しているようで、切り替わる際に若干の間が空きます。また、読み上げソフトにあるような、単語の読みを登録する機能や、男性女性の声を切り替える機能はありません。
 女性の声固定ですが、聞きやすいので問題ありません。



 こうした機能で、文字起こしをして、読み上げ音声を聞いて校正するという流れが、PCレスでできるようになりました。

 タイマー録音も3件まで設定できます。
 会議や、セミナーの録音をする際に起こりがちなのが、録音ボタンを押し忘れて、頭の部分がとれていないというミスです。
 タイマー機能を使えば、開始時間・終了時間を設定することでミスが防げます。会議やセミナーなどは、開始する前に準備でばたばたすることも多いので、ミスが起こりがちです。開始は少し早めに設定して、終了は延びたときを想定して長めにします。
 ICレコーダーは、録音に適した場所に置くことが多いので、手元ですぐに操作できるとは限りません。こうしたときにも、タイマー録音機能は役に立ちます。また、DS-902には、無線LAN機能があります。スマートフォンやTabletので専用アプリを使うと、無線LANで接続したDS-902を操作できます。録音の開始と終了や、録音中にインデックスを付けたり、写真をひもづけることもできます。

 DS-902の欠点といえば、電源を入れてから録音や再生が可能になるまで約15秒と時間がかかるところです。同じオリンパスのVシリーズなどは約5秒なので3倍以上かかります。さっと電源を入れて、声でメモしたいという用途には向きません。

 個人的には、無線LANやスマートフォンとの連携機能は不要です。文字起こし再生、テキストスピーチ・DAISYの機能が付いた廉価版を出してもらえるとうれしいです。
posted by Outliner 伊藤 崇 at 03:39| Comment(0) | ICレコーダー・音声
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