ポメラのメンテナンスモードというか、テストモードに入る方法です。
初期化も可能です。
本来、メーカーが使用するものですので、この記事の内容を実行する場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。何かトラブルがあっても、責任はとれません。
まず、DM10・DM5・DM11G・DM20・DM20Yの方法です。DM25とDM100は操作が異なります。そちらの機種をお持ちの方は、この記事の最後の方をご覧ください。
では、手順です。
電源を切った状態から、
「S」 + 「T」 + リセットボタンを同時に押して、リセットボタンだけ離します。電源が入って画面がでたら S と T のキーも離して大丈夫です。最初は長押しと思ったのですが、同時押しでリセットだけ離せばOKでした。
以下、DM20の場合で説明します。
JB01 SelfTestという画面がでます。
操作の仕方は、上下のカーソルキーで項目を選択し、enterで決定します。戻る場合は、escキーで戻ります。
いくつかメニューがありますが、役に立つものがあります。
11.Factory init
この中の
1.Init All
これは、工場出荷状態に戻します。データは全部消えますし、設定なども消えてしまいます。もちろん、ポメラに設定したパスワードも消えてしまいます。
パスワード忘れて使えなくなったというときには役に立ちます。
もう一つが、同じくFactory initの中にある
7.Import Template
8.Export Template
Templateは定型文のことです。
Export Templateで、microSDに書き出し(バックアップ)ができます。
Import Templateは、書き出した定型文を読み込みます。
Export Templateを行うにはmicroSDカードが入っていないとエラーになります。
Export Template end.とメッセージがでたら、enterキーを押します。
すでにエクスポートしたデータがあると、上書きするかどうかのメッセージがでます。
Import Templateも同様で、本体に定型文が登録されている場合、これを上書きするか聞いてきます。
microSDには、Templateというフォルダが作成されます。ここに、定型文それぞれのテキストファイルができます。
A.txt
B.txt
C.txt
〜〜〜
書き出したものを、メモ帳やテキストエディタで開くと定型文の内容と、その後にコードが書いてあります。
一度テキストエディタなどで開いてしまうと、戻したときに化けてしまうので注意が必要です。
ただ、同じファイル名の命名ルールで、文字コードがシフトJISのテキストファイルを作成して読み込ませると、定型文に登録することができました。
充分に検証はしていませんが、まとめて定型文を読み込ませたいときなどは使えると思います。
抜けるときは、escキーで一番上のメニューに戻って
13.Power Off
で、電源が切れますので、その後入れ直せば普通に立ち上がります。
DM25とDM100は操作方法が違います。
また、工場出荷状態に戻す。初期化のみです。
すべての設定やデータが消えるので、事前にバックアップを取ってください。
DM100 「Esc」+「→」+「電源」を同時に押します。
DM25 「右シフト」 + 「→」 + リセットボタンを同時に押して、リセットボタンだけ離します。電源が入って画面がでたら 右シフト と → のキーも離して大丈夫です。
あまり使うことがないかもしれませんが、いざというときや、ポメラを修理に出すとき、友達に譲るときなどには役に立つかもしれません。くれぐれも自己責任で行ってください。
※本記事は、旧ブログからの転載です。
2014年11月04日
ポメラのメンテナンスモードと初期化(パスワード忘れて使えなくなった場合もOK)
posted by Outliner 伊藤 崇 at 12:09| Chromebook・ポメラ・電子ノート